週刊LEDニュース

更新：2007-08-28

更新：2007-08-28

　日本経済新聞によると、電機・電子部品メーカーがLED関連事業を強化して
います。

　松下電工はLED照明の量産を開始し、ロームはLED用電源部品に参入するとし
ています。

　松下電工は照明器具を生産する新潟工場（新潟県燕市）にLED照明の生産設
備を新設しています。当初は主に商業施設や屋上で使う照明器具を生産するも
のですが、2010年度にLED照明の売上高を06年度の約４倍の150億円に引き上げ
る計画を立てているそうです。

　松下電工が、100V対応電源内蔵で薄さ13mmを実現した屋内用のLED照明器具
「L900」を発売しました。希望価格は６万900円。

　消費電力は18Wで、明るさは白色タイプで450lm、電球色タイプで270lm。寿
命は４万時間。

　消費電力６Ｗの「L300」タイプも同時に発売。希望小売価格は２万7300円。
白色タイプと電球色タイプの２種類を用意。明るさは白色タイプが150lm、電
球色タイプが90lm。

　シンガポールのLTA（ランド・トランスポート・オーソリティ、陸上交通
庁）が、７月30日から島内のバス停留所30カ所で電光掲示板「リアルタイム・
バス・アライバルインフォメーション・パネル」の稼働を始めています。

　主な設置場所はオーチャードエリア周辺（18カ所）、アン・モ・キオエリア
（5カ所）、センバワン・イーシュンエリア（5カ所）など。

　GPSを利用したシステムで、バスの走行位置を確認したGPS衛星からの信号を
別所にあるGPRS（General Packet Radio Service）が受信し、バス会社や同局
を経由して、各バス停に情報が送られます。

　電光掲示板に表示されるのは次発、次々発バスが到着するまでの待ち時間ほ
か、次発のバスが車椅子昇降機を備えているかどうかなど。
　電光掲示板は、８月末までに繁華街オーチャードエリアで20カ所、アン・
モ・キオエリアで５カ所、イーシュンエリアで５カ所の計30カ所に増設される
予定です。

　山口情報芸術センターが、９月１日、LED照明、振動子、音、映像、衣裳、
ダンスとさまざまな技術を駆使して創り上げる新しいダンスパフォーマンス
「true／本当のこと」を開催します。

　この新作ダンス公演公演の舞台天井には、LED照明24個が円状に取り付けら
れているといいます。

　舞台照明にLEDを取り入れ、光の三原色を利用した光と影の演出や、出演者
の体にセンサーを取り付け、筋肉が動くときに発する微弱な電気を拾って舞台
両側にある足場を振動させたり、出演者が動くことでテーブルの上の小物が動
きも見せるそうです。

　米Linear Technology社が、携帯電話のディスプレイと照明向けに、９個の
LEDを個別に駆動できるドライバIC「LTC3219」を発売しました。

　１系統28mA、９系統合わせて最大で250mAを出力できます。入力電圧範囲は
2.9～5.5V。１セルのLiイオン/ポリマ電池を利用できます。

　９系統の電流源ごとに独立してデジタル制御が可能。輝度は64段階で調整で
きます。消費電流は400μA。チャージ・ポンプ方式を採用し、小型のコンデン
サ５個を外付けすると、インダクタなしにLED駆動回路を構成できます。

　ユーメイトが、変化する万華鏡の図柄を壁面や天井などに投影し、安らぎの
空間を演出する「幻想空間　万華鏡」を９月29日から発売します。価格は１万
2800円。

　春夏秋冬